Tomoyuki Ueno 《 枯木掛花入 1 》
¥38,000
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ceramic
2023
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生け花は本来、松や梅のように枝ものが使用されてきたが、海外からの花の輸入によって変化した。しかし、花の寿命は短く、長持ちのする枝を生けるための花器を制作した。
陶器はもちろん、土を燃焼することで作られる。枝もまたいずれ土へと還るが、土と砂の違いは腐植物を含んでいるところである。人類のことを英語でhumanというが、腐植のことはhumusという。これらは語源が同じであり、旧約聖書の「土の塵からアダムを作り」という一節にも、東洋の「人は土から生まれ土に還る」という考えにも通じる。
また、釉薬は基本的に木の灰が使用されている。つまり、陶器そのものに生物と大地の循環の構造が凝縮されているのだ。
上野友幸 | Tomoyuki Ueno
Born in 1982, Kobe Japan. Since 2009 Ueno lives in Berlin and Kobe. Ueno has been invited to show his works internationally, Print Art Triennale 2016 at Kyoto Municipal Museum of Art as well as 6th Moscow International Biennale for Young Art in 2018, VOCA at Ueno Royal Museum in 2023.
東京芸術大学大学院を修了後、2009年からベルリンと神戸を拠点に国内外で活動。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生、ポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリン芸術大学を修了し、2017年よりクンストラーハウス・ベタニエンにて一年間のレジデンスに参加。2018年にはモスクワ・ビエンナーレ・フォー・ヤングアートに、2023年にはVOCA展に選出され、2024年はギャラリー住吉橋(堺)とGalerie Martin Mertens (ベルリン) で個展を開催している。
https://www.tomoyukiueno.com/