2024/11/19 09:55
Talk『そこにアウラは宿るのか?』
「もし作品に付随するアウラというものがあったとして、私はそれが再現可能な技術でありたいと思っているし、技術である以上できるだけ具体的に言葉にすることを試みたいと思っています。」
この松延総司の洞察は、一見すると自然の石やシンプルなドローイングが、彼の独自のプロセスを経て、深い意味をもつ作品へと変貌していることにも反映されています。
本トークでは、松延の独創的な制作方法とその背景にある思想をもとに、アートの領域をこえて、日常における芸術的な体験について共に考える機会をもちたいと思います。記憶に残る一瞬の感動は何に起因しているのか。芸術性とは何か。これらの根源的な問いへの探求にご案内します。ぜひご参加ください。
登壇者:松延総司
日時:11月30日(土)16:00〜17:30
会場:SUCHSIZE
料金:入場無料(ドネーション制) ※先着15名
✅アーティスト情報
松延総司 | Soshi Matsunobe
1988年熊本県生まれ、2008年京都嵯峨芸術大学短期大学部卒業。2023年ポーラ美術振興財団在外研修員としてフランスにて研修。現在、滋賀県在住。「線」「影」「無意識」「地」など捉えどころのない事物を主題とし、それらがどのように人々に知覚され、存在しているのか、その法則や特性を抽出/再構築するような作品を制作している。近年の主な展覧会に、「not a house」(MBL Architectes、パリ、2024年)、「VOCA展2024 現代美術の展望」(上野の森美術館、東京、2024年)などがある。
https://matsunobe.net/